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鍼灸で使用する道具の仕組み|刺激の調整と安全への取り組みについて

「鍼(はり)の施術に興味はあるけれど、どのような道具を使うのか少し緊張してしまう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、皆さまに安心してお体をお任せいただけるよう、当院で使用している鍼の設計や施術の方法、そして業界全体で取り組まれている安全基準について客観的な事実をもとにご紹介いたします。

1. 髪の毛ほどの細さの鍼と、負担を抑える工夫

鍼灸の施術で一般的に用いられるのは、通常直径 $0.14\text{mm} \sim 0.20\text{mm}$ 程度という、極めて細いステンレス製の鍼です。

この細い鍼をお体に優しく進めるため、当院では主に「管鍼法(かんしんほう)」という手法を取り入れています。これは円形の細い筒(管)の中に鍼を入れ、肌への刺激を一瞬に抑えて進める技術です。また、筒を使わずに指先で繊細にコントロールしながら進める手法もあり、どちらもお体への負担や刺激を最小限に抑えるよう工夫されています。

2. お体の状態に合わせた多様なアプローチ

お肌や筋肉に進めた鍼は、お一人おひとりの状態やその日の目的に合わせて、以下のように使い分けられます。

  • 一定の刺激を加えてすぐに抜く方法
  • 10〜15分ほど、そのまま心地よく置いておく方法
  • 微弱な低周波を通電させ、筋肉の緊張緩和や血液循環を促す方法

また、お体に直接刺さることのない、先端が丸くなった「てい鍼(ていしん)」という道具も存在します。刺激にとても敏感な方や、ツボへの刺激に少しずつお体を慣らしていきたい場合の選択肢として用いられるほか、乳幼児の夜泣きなどのケア(小児鍼)として活用されることもあります。

業界全体で推進される、確かな安全対策

鍼灸の分野では、安心して施術を受けていただける環境づくりのため、有識者による鍼灸安全性委員会が策定した「鍼灸医療安全ガイドライン」に基づいた適切な管理が行われています。

また、公的な啓発活動を行う「国民のための鍼灸医療推進機構(AcuPOPJ)」などの組織により、安全で適切な施術提供のための取り組みが日々推進されています。

当院では、皆さまの大切なお体をお預かりするにあたり、徹底した衛生管理とガイドラインに準拠した安全対策を実施しております。

施術に用いる道具についてご不安な点やご質問がございましたら、いつでも事前にお気軽にお尋ねください。お一人おひとりの心地よさを第一に考え、誠実にお応えしてまいります。

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