ツボってなに?鍼灸のベース「経穴(ツボ)」がWHOで世界統一基準に認められている理由
「ツボを押すと、どうして体がすっきりして心地よく感じるの?」
「ツボってそもそも何箇所くらいあるんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は鍼灸や指圧のベースとなる「ツボ(経穴:けいけつ)」の仕組みと、実は世界基準で認められているという驚きの事実について分かりやすく解説します。
1. ツボは、めぐりをスムーズにする「大切なスイッチ」
東洋医学では、健康を維持するために大切なエネルギーの通り道を「経絡(けいらく)」、その通り道のあちこちにある重要なポイント(ポイントを駅に例えるなら、線路の上の駅)を「経穴(けいけつ)」、いわゆる「ツボ」と呼びます。
日々のストレスや疲れが溜まると、この通り道が滞り、心身のバランスがゆらぎやすくなります。
そこで、滞りが出ているツボに鍼やお灸、指圧などを優しく施すことで、心身のめぐりをスムーズにし、お身体が本来持っている健やかになろうとする力を心地よくサポートしていくのです。
2. 実は「世界統一基準」!WHOに認められた361箇所のツボ
鍼灸には3000年以上の長い歴史があるため、実は国や地域、時代によってツボの場所や名前に少しずつズレが生じていました。
しかし、世界中で東洋医学や鍼灸への関心・注目が高まる中で、WHO(世界保健機関)が中心となり、ツボの基準を一つにまとめるプロジェクトが動き出しました。
- 1989年: ツボの名称が世界で統一される
- 2006年: 国際会議にて、全身の「361箇所」のツボの位置が正式に統一される
- 2009年〜: 日本の鍼灸師の学校でも、この「世界基準(WHO方式)」の教科書で一斉に教育がスタート
このように、各地の歴史の中でバラバラになっていたツボの座標が綺麗に標準化され、今や鍼灸はグローバルな医療ネットワークとして科学的な研究や臨床データの比較が進められています。
世界が認めた優しさで、心身をコンディショニング
「ツボって、なんだか不思議なもの」と思われがちですが、現代では国際的な保健機関であるWHOによって、その存在や位置がしっかりと定義されています。
当院では、この確かな世界基準に基づいた知識と東洋医学の優しい知見を掛け合わせ、お一人おおひとりのその日の体調に合わせた最適なツボを選んでアプローチを行っています。
病院に行くほどではないけれどすっきりしない不調や、日々のコンディショニングに、世界が認めた優しい鍼灸や指圧のケアをぜひ体感してみてください。
